花粉症や蕁麻疹など
一般的なアレルギー症状に対して
最初に行うべき検査
(健康保険適用)
ALLERGY TESTING
Ⅰ型アレルギー検査
気管支ぜんそく・咳ぜんそく・アレルギー性鼻炎・花粉症・蕁麻疹・アトピー性皮膚炎など、日常的によく見られるアレルギー疾患のほとんどは、血液中のIgE抗体に関連するⅠ型アレルギーに分類されます。
Ⅰ型アレルギーとは
①アレルギーの原因物質(以下アレルゲンと記載)が体内に侵入すると、即座にそのアレルゲンに対応したIgE抗体が血液の中で産生されます。(イラスト1)
②完成したIgE抗体は、全身の皮膚や粘膜に広く分布する、肥満細胞と結合した状態で待機します。この状態を感作といいます。(イラスト2)
③そして、次に同種のアレルゲンが体内に入り込んだ際に、肥満細胞と結合したIgE抗体はアレルゲンとも結合し、三者一体となり合体します。 (イラスト3)
④それをきっかけとして、肥満細胞からヒスタミンという刺激物質が、皮膚や粘膜の内部で大量に放出され、局所のかゆみや腫れを引き起こします。(イラスト4)
これがⅠ型アレルギー反応のメカニズムです。症状がすぐに出現することから、「即時型アレルギー」とも呼ばれます。
Ⅰ型アレルギー検査は、血液中のIgE抗体の量を測定することにより、患者様のアレルギー体質を定量的に評価することが可能で、以下の二つの項目に分かれています。
1. RIST検査
(非特異的IgE抗体価測定)
血液中のIgE抗体の総量を測定する検査で、アレルゲンの種類を問わず、患者様が、過去数年間でどれくらいアレルギーを起こし、かつ、今後アレルギーを起こす可能性がどの程度あるのかを示します。数値が高いほどアレルギー体質が強い、ということになりますが、必ずしも数値と症状は比例しない点に注意が必要です。この数値は極めて重要で、医師が患者様の薬を選定する際、薬の力価(強さ)を決定する根拠となります。重症の患者様には定期的に検査を行い、この数値の推移を追うことで治療効果を判定します。アレルギー検査を実施しても、医療機関によっては、この項目を測定していない例が散見されるので注意が必要です。
2. RAST検査
(特異的IgE抗体価測定)
採取した血液と、様々な種類のアレルゲン試薬とを接触させ、各アレルゲンに反応する個別のIgE抗体の量を測定する検査です。患者様が何に対して、どの程度のアレルギーがあるかがわかり、アレルギー症状を誘発している原因の探索に用いられます。当院で採用しているView39検査では39種類、MAST48検査では48種類のアレルゲンに対するそれぞれの検査を同時に行い、日常生活で接触しうるアレルゲンのほとんどが網羅できます。この結果は、患者様が生活環境を改善する上で重要であり、症状が強く出現する時期の予想にも用いられます。当院では、最大181種類のアレルゲンに対する、個別のRAST検査が可能です。
Ⅰ型アレルギー検査は、日常的なアレルギー症状のほとんどに対応した、最も一般的なアレルギー検査です。数mlの血液を採取することにより実施し、検査結果は数日後にオンラインシステムを用いてご覧いただけます。なんらかのアレルギー症状が存在する、またはアレルギー体質の自覚がある場合には、健康保険の適用となります。
当院は、検査結果における数値と実際の症状との相関性、さらにはそこから判断されるアレルギー体質の変動に関して、年間のべ5千例以上のアレルギー疾患の診療実績と経験に基づく、広く深い知見を有しております。ただ検査を行うだけではなく、検査結果に応じた最適な治療法の選定と、生活環境の改善の提案において、必ずや患者様のお役に立てる自負がございますので、重症・軽症を問わず、アレルギーでお悩みの方は是非ご相談ください。
金属アレルギー検査
金属アレルギー検査は、皮膚や粘膜における金属の接触による症状が出現した際に実施すべき検査です。単一の金属の成分が含まれた試薬シール(パッチ)を、複数種類同時に皮膚表面に貼付し、48時間後の皮膚の状態を判定することにより行います。さまざまな種類の金属に対するアレルギーの有無と、その強弱の評価が可能です。
金属アレルギーとは
金属アレルギーは、アクセサリー・道工具・歯科材料などの金属製品が、皮膚や粘膜に直接接触することにより、発疹や腫れが誘発される現象のことを指し、T細胞という免疫物質が関与して発生するⅣ型アレルギー反応の一種です。Ⅳ型アレルギーは、接触後しばらくしてから症状が出現するのが特徴で、「遅発型アレルギー」とも呼ばれます。
金属アレルギー検査を行うことにより、患者様がどの種類の金属に対してアレルギーがあるかが明確になります。矯正・インプラント・補綴などの歯科治療の前に行うことで、歯科材料によるトラブルを未然に防ぐことができるほか、検査結果はセラミック治療に対する健康保険適用の根拠にもなります。また、高額な貴金属の購入前に、ご自身の体質の確認を目的として実施される方も多くいらっしゃいます。
当院では、健康保険適用の安価な全般検査用の試薬ではなく、歯科からの依頼にも対応可能な、金属に特化した専用の試薬を用いており、イラストに提示された15種類の金属に対する判定を行うことができます。そのため、金属アレルギー検査は症状の有無に関わらず、すべて自由診療にて行っております。検査費用は、検査対象となる金属の種類や数により異なるため、事前にお見積りをさせていただきますのでお問合せください。(参考価格:税込5,500円~44,000円)
薬剤アレルギー検査
薬剤アレルギー検査は、医薬品や化学物質に対するアレルギーが疑われる際に行われる検査であり、当院が採用する薬剤誘発性リンパ球刺激試験(DLST)という方法では、対象となる薬剤に対するアレルギーの有無とその強弱を、数値的に判断することが可能です。この検査は採血のみによって行われ、従来のパッチテストとは異なり、患者様を薬剤に暴露することがないため、安全かつ簡便であることが特徴です。
薬剤アレルギーとは
薬剤アレルギーは、Ⅰ型アレルギー反応の場合(すぐに出現する薬剤性蕁麻疹など)と、Ⅳ型アレルギー反応の場合(しばらくしてから出現する薬疹や薬剤性肝障害など)のいずれかが考えられます。内服薬や外用薬、化粧品やシャンプーなど、日常生活におけるあらゆる医薬品や化学物質が原因となり、アレルギー体質の強弱にかかわらず出現する特徴があります。
医薬品(内服薬・外用薬・吸入薬・注射薬)・化粧品・日用品・事業用化学製品・食品・ドリンク類・サプリメントなど、水と混ざるもの(溶けなくても可)が検査の対象となります。この検査においては、疑われる薬剤そのものが必要となるため、患者様にご持参いただく必要がありますが、医薬品(市販薬は除く)に関しては、費用をご負担いただき当院で準備することも可能です。
検査結果では、検査対象となる薬剤に対する患者様のアレルギーの程度が定量的に表示され、その薬剤を安全に使用可能などうかの判断が可能です。たとえば、複数の医薬品や化粧品の使用後しばらくして薬疹が発生した場合、この検査を行うことで原因を特定することができます。さらに、使用する予定のある医薬品や化学物質に対して、この検査をあらかじめ行うことにより、ご自身の体質を事前に把握しておくことができます。
当院では症状の有無にかかわらず、患者様の希望により行う薬剤アレルギー検査はすべて、健康保険適用外の自由診療にて行っております。その理由として、DLSTの保険適用の範囲はきわめて限定的であり、その解釈も不明瞭であるためです。検査費用は、対象となる薬剤の種類や数、薬剤を当院が用意するか否かによっても異なるため、事前にお見積りをさせていただきますのでお問合せください。(参考価格:税込11,000円~)
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