
経験豊富な循環器専門医による診療
胸痛や息切れ、動悸などの胸を中心に起こる症状は、狭心症や心筋梗塞、不整脈などの病気の兆候である可能性があり、いかに早く診断することが重要ですが、循環器診療の経験が少ない医療機関の場合、見逃されることも散見されます。当院では、一般の外来診療から循環器救急医療まで幅広く治療経験がある循環器専門医の院長が診察から検査まで一貫して行うため、わずかな異常も見逃しません。

循環器疾患に対して充実した医療機器の配置
当院では、画像解析能力に定評がある、米国GE(ジェネラル・エレクトリック)社製の最上位モデルの心臓超音波装置であるLOGIQ P10を採用しております。
また、不整脈を検出するための超小型で軽量な上に、防塵・防水仕様で最大48時間の波形の記録が可能なホルター心電図の最新機種に加え、動脈硬化や血管年齢を評価することが出来る血圧脈波検査装置を設置しています。また、日本では推定500万人の方が持つと言われている睡眠時無呼吸症候群に対して、自宅で検査が可能なキットを用いた積極的な診断を行っております。

初期症状を見逃さず、迅速かつ適切な治療を提供
循環器診療を20年以上行ってきた経験と循環器診療に特化した医療機器を用いて、病気を迅速かつ的確に診断し、治療につなげることで患者様の不安を解消します。高血圧症や高脂血症などに対して薬を出して数値を下げるだけの画一的な治療は行わず、医療機器を用いて患者様の状態を詳細に把握し、適切な治療薬を選定します。

対象となる主な症状や疾患

「胸が痛い」
原因となる主な疾患:狭心症・心筋梗塞・肺塞栓症・急性大動脈解離・肺気胸など
「胸が痛い」という症状は狭心症や心筋梗塞に伴う典型的なサインですが、医療の現場では、他の理由から生じる場合も多く、循環器内科の豊富な経験がない医療機関では、正確な診断をされず、十分な初期治療が行われなかったことで、不幸な転帰を辿ることが散見されます。当院では、循環器救急医療の現場で多くの診療経験がある専門医が、最新の検査機器を用い、正確な診断と的確な治療を行うことで、救える命を救うことができます。

「動悸がする」
原因となる主な疾患:不整脈・心不全・甲状腺機能亢進症・高度な貧血・低血糖発作など
症状から連想される動悸があり、医療機関を受診したけれども原因がわからなかった経験はありませんか。多くの医療機関で行う通常の心電図検査においては、ごく短時間の記録しかできないため、患者様の訴えを検出できないことがしばしば起こります。動悸の中で特に怖いのが、意識障害や脳卒中などを誘引する原因にもなりえる不整脈です。当院では、最長48時間の記録が可能なホルター心電図を完備し、正確な診断に努めております。

「めまいがする」
原因となる主な疾患:不整脈・心臓弁膜症・心筋症・頸動脈狭窄症など
めまいは耳の三半規管や脳血管の障害が主な原因で生じますが、心臓の問題でも発症することがあり、その場合、生命に危機に直結する重篤な狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症、心不全、不整脈などの疾患が誘因であるため、診断が遅れた場合、救命できないこともあります。当院では、心臓の状態をリアルタイムで評価ができる超音波検査装置や不整脈の検出率が高いホルター心電図などを駆使して、速やかに原因を特定し、治療へと繋げます。

「息切れがする」
原因となる主な疾患:心不全・狭心症・心筋梗塞・肺塞栓症・心筋症・高度な貧血など
突然起こる息切れの原因は、肺や心臓の疾患が関連していることが多く、わずかな判断ミスが重篤な結果を招くことがあります。心筋梗塞による心臓のポンプ機能の低下から引き起こされる心不全や、肺の動脈が血栓で閉塞する肺塞栓症などは、初期症状が軽い場合、診断をされずに重症化して初めて発見されることがあります。当院では、経験豊富な循環器専門医が最新の検査機器を用い、診断や治療を行うため、安心してお任せください。

「歩くと足が痛くなる」
原因となる主な疾患:下肢閉塞性動脈硬化症・腰部脊柱管狭窄症など
一定の距離を歩くと足が痛くなる症状の主な原因は、整形外科疾患や下肢の閉塞性動脈硬化症です。閉塞性動脈硬化症が原因だった場合、すでに全身の動脈硬化が進行している状態であり、血管に大きな爆弾を抱えているようなものです。放置した場合、足先にできた小さな傷が原因で、下肢を切断するまで至ることも稀ではありません。当院では、約10分程度で診断可能な血圧脈波検査装置を用いて、早期発見と治療を行う体制を整えています。

「いびきや日中の眠気」
原因となる主な疾患:睡眠時無呼吸症候群
いびきをかく、十分な睡眠時間をとっても日中に強い眠気を感じる、疲れが取れないなどの症状は、睡眠時無呼吸症候群が原因の可能性があります。日本では推定500万人がこの病気を持つと言われていますが、診断され治療を受けている人は1割程度であり、今でも睡眠時無呼吸症候群が原因と推定される重大事故がニュースで取り上げられています。心臓病や脳卒中、突然死の原因にもなるため、放置せずに検査を行うことを推奨します。
医療機器
エコー(超音波診断装置)
GE HealthCare製 LOGIQ P10
身体の表面から皮膚を介して、超音波を放射し、臓器や組織から反射される反射波(エコー)を受信し、その情報をもとに映像を作り出す装置であり、全身のあらゆる臓器を静止画ではなく、リアルタイムの動画の形式で観察することができます。対象とする病変の大きさ・形状・深度などの寸法計測はもちろんのこと、心臓のような大きな動きを伴う臓器の、壁や弁の運動の観察、さらには血流の表示、血流量の測定までもが可能な機器となります。画質はCTには劣りますが、動的な評価ができる点と、目標の臓器を様々な方向から徹底的に観察できる点において、メリットがあります。
当院は循環器科を標榜しており、特に心臓の超音波検査のニーズが多いため、画質に定評のある米国GE(ジェネラル・エレクトリック)製の最上位機種を設置しております。循環器内科専門医として豊富なキャリアを持つ分院院長が、大学病院と同等のレベルの検査を行います。
エコーで発見可能な代表的な疾患
頸部:甲状腺腫瘍 頸動脈狭窄
心臓:心不全・狭心症・心筋梗塞・大動脈弁狭窄症・僧帽弁閉鎖不全症・心筋症
腹部:肝硬変・脂肪肝・肝腫瘍・胆石・胆のう炎・膵炎・腎盂腎炎
骨盤部:前立腺肥大・子宮筋腫・卵巣嚢腫
ホルター心電図
ケンツメディコ製 Cardy 305 pico
超小型で携帯型の心電計であり、電極を胸部に装着したまま日常生活を送っていただきます。最大48時間の連続で心電図を記録することで、通勤や運動、睡眠時など、いつ起こるかわからない、発作的な狭心症や不整脈の検出が可能であり、循環器科の診療において必須といえる機器です。
当機種は、防塵・防水仕様の最新型であり、装着したままの入浴も可能です。
血圧脈波検査装置
オムロン製 HBP-8000
両腕と両脚の血圧を個別に測定し、それぞれの数値の比(ABI: Ankle-Brachial Index)から、動脈の狭窄や閉塞を調べるほか、心臓から運ばれた血液が動脈を通過する際に発生する波の速さ、いわゆる脈波速度(PWV: Pulse wave velocity)を測定することで、動脈硬化の程度を評価します。患者様の負担が少ない非侵襲的な検査で、血管病変の検出に非常に有用です。動脈硬化は症状の無いまま進行し、心臓や脳血管などに重大な病気を引き起こすことがあります。当院では血管の状態を数値化することで、将来的な病気のリスクを加味しながら患者様に合わせた適切な治療方針の決定が可能です。
当機種はコンパクトながら高性能で、検査にかかる時間が5分弱と短いのが特徴です。
睡眠時無呼吸検査装置
携帯型睡眠評価装置ウォッチパット
当院で採用している検査装置は指先や腕、胸にセンサーを装着するだけで睡眠時無呼吸症候群の有無を調べる検査を行うことが出来ます。従来の入院検査で行う終夜睡眠ポリグラフィと比べ、睡眠状態での評価が劣りますが、高度な手技を必要とせず自宅での実施が可能であるため、患者様への負担を抑えた検査が可能です。
検査の結果、睡眠時無呼吸症候群が診断された場合、引き続き当院で治療を行うことが可能です。
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